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内服抗生物質
抗生物質とは「微生物の生産する他の微生物の生育を阻害する物質」を言います。
類似の言葉である抗菌剤とは微生物の生産には因らず、完全に化学的に合成したものを言います。
その為、ニューキノロン系のクラビットは厳密には抗生物質とは違いますが
抗菌剤も含めて抗生物質という言い方が一般的のようです。
抗生物質の作用には
・細菌を殺す殺菌的作用
・細菌の増殖を抑制する静菌的作用
の2通りあります。
● ミノマイシン
・ニキビ治療で代表的な抗生物質。
● ロキシスロマイシン(ルリッド150錠)
・ミノマイシンよりも副作用が穏やかな抗生物質。
● レボフロキサシン(クラビット)
・殺菌的な作用を持つ抗菌剤。
● 抗生物質の使用の注意点
抗生物質は長期使用でMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ状球菌)
やVRE(バンコマイシン耐性腸球菌)に代表されるように耐性菌を生むので、使用には注意が必要です。
ニキビの原因になるアクネ菌に対して使用を続けた場合、長期的に見ていずれ効果が無くなり
・抗生物質が効かなくなる耐性菌を生む。
・他の感染症に感染した時に抗生物質が効かない
等の問題もあるのでニキビに対しての使用には、重症ニキビを一時的に抑えて他の治療に切り替える等の方法が
良いようです。
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